上昇トレンドのなかの日柄調整続く【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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高値での日柄調整

 先週の日経平均は週足で見ると約88円の下落となり高値での日柄調整となった。
 11月のSQ値(23637円93銭)に一度もアタックすることなく推移していたので週末には一旦2万3000円割れも警戒されたが米政府高官の「米中協議は合意に近付いている」との発言を受け金曜日は反発して引けた。
 相変わらず米中協議関連の発言で右往左往する相場である。企業業績のほうも予想通り厳しい結果となっている。
 先週まで約70%の企業が3月期の中間決算を発表したが製造業を中心に減益となる企業が多く、今3月期の業績は全産業ベースで約5%の減益となりそうである。

金余り現象を作っている「金融相場」

 日経平均のEPSに直すと約74円のマイナスとなる。週末時点の日経平均のPERは14倍でNYダウよりかは割安かもしれないがDAX指数と比べると割安とは言えなくなってきている。
 しかし、現在の相場は中央銀行等が様々な金融緩和を行い市場にお金を放出して金余り現象を作っている「金融相場」である。
 金融相場は「不景気の株高」ともいわれ空売りを踏み上げる相場でもあり「需給相場」ともいわれる。企業業績よりも中央銀行の動向や需給バランスによって相場は大きく動く。

相場に影響をもつ某欧州系証券の動向は?

 先週までで海外勢は6週連続日本株を買い越している。2017年以来であり腰の入った買い方をしているようだ。
相場に影響をもつ某欧州系証券は先物の買い建玉を半分程度売却したようだが売りに回ったわけではないようなので彼らがさらに買い直せば24000円台も見えてきそうだ。
 チャート的には下降する5日線(2万3323円)を割って引けているのでまだ戻りは重たそうである。転換線(2万3326円)も引けで割れてきているので目立った材料がなければ週初は調整が続こう。

突っ込み買いで対処

 8日起点とする上値トレンドラインは2万3420円処、8日の高値、11月SQ値(2万3637円93銭)が上値メドとして意識されそうだ。
一方、下値は窓埋めの23008円、割れてくると上昇する25日移動平均線(2万2780円処)が下値として機能しそうである。突っ込み買いで対処したい。

(ハチロク)




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