大台前の揉み合い相場【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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3万円の大台に向けて強い動き

先週の日経平均は前週比末約740円高(2.6%)と2週連続で陽線となった。
前週までの流れを引き継ぐ形となり3万円の大台に向けて強い動きとなった。

幻のSQ値

2月限のSQ週ということもありコール売りのヘッジ買いを誘発しやすく動かしやすかったとも言えよう。
SQ値は2万9718円77銭で決まったが金曜日の高値は2万9650円51銭であることから「幻のSQ値」になっている。

JPモルガンの買い手口が意味するものは?

今週はこの水準が強く意識される展開となろう、この水準前後では売り圧力が強まると予想される。先週はJPモルガンのTOPIX先物の手口が話題となっていた。
9日までの3日間で1万6786枚先物を買い越したようである。金額にして約3200億円である。

アベノミクススタート時にも大量にTOPIXを買い付け

JPモルガンは13年のアベノミクススタート時にも大量にTOPIXを買い付け話題になったことがある。その後大きく上昇したことは記憶に残っている。
JPモルガンやモルガンスタンレーの顧客には長期投資の海外年金など大口顧客がおり動きが注目されている。

予想EPSの動きに大きく連動

外資系証券会社によれば長期投資家の売買動向は予想EPSの動きに大きく連動してと指摘している。
前週にピークを迎えた第3四半期の決算発表では約7割の企業が市場の業績予想よりも上回っている。
日経平均のEPSも1100円割れから発表が進むにつれ増加し直近では1267円まで回復してきている。

回復スピードが他国に比べて日本は早い

業績の回復スピードが他国に比べて日本は早いと推測しているようだ。
加えて、企業同士の持ち合い解消が進み日銀が株を吸収している状況で市場にはかつてのシコリも無い。
昨年まで日本株を売りまくってポートフォリオから外していたが買わざる負えないと判断したようだ。
上昇スピードが速いため短期的な調整は当然あろうがやはり各国の金融緩和政策に変更がない限りはこの上昇相場は続こう。

予想レンジは?

今週は3万円台を目前として2月SQ値を意識しながら利食い売りが増加し上値の重い揉み合い相場を想定する。
予想レンジは2万9100銭から2万9900銭を想定する。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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