自民党大敗の結果は想定済み
先週の日経平均は前週末比約87円高と2間週ぶりの週足陽線となった。
衆議院選挙を控え動きにくい環境ではあったがチャート通りの三角持ち合いの展開となった。
執筆時には選挙結果はわからないが自民党大敗の結果は想定済みであるため議席の過半数割れなど事態がない限りはイベント通過で今週は底堅い動きが期待される。
2万8500円を割れると買い
今回も選挙のアノマリーは生きており衆議院解散後から投開票日までの上昇率は日経平均で約1.2%となった。
先週は何度か下値を試したが2万8500円を割れると買いが入ってくる展開で底堅さをみせた。
決算発表が続く中、いいものはアナリストの予想よりもいいが悪い企業は更に悪くなっているようで相場上昇の牽引役とまで言っていないようだ。
資源高はスタグフレーションの懸念を増長
チャートでは9月14日を高値起点とする高値抵抗ラインできっちり抑えられてるが下値も切り上げ型で28500円を割ってくると買いが入っており所謂「三角持ち合い」に入っている。
今週はこの持ち合いを放れて動きそうである。国内だけの要因であればイベント通過であく抜け感がでて上昇期待が高まるが直近の資源高はスタグフレーションの懸念を増長しかねない。
週前半は動き難い
今週は国内は4日立ち合いであるが11月3日には米FOMCの結果発表がある。市場は年内のテーパリングは織り込み済みと思われるが反応が気になるところであり週前半は動きづらそうである。
チャート的にはRSIの56%をはじめ中立の指標が目立つ。今週も基本先週同様に上値抵抗ラインの2万9000円~75日線の2万8500円の間が主軸と思われるが2万8500円を明確に抜けてくれば28000円を試す展開も想定される。
今週のレンジは?
上値は2万9000円を抜けてくるかが焦点だろう。抜けてくれば上昇トレンドへの展開が期待が高まる。その際は雲の上限の2万9500円処まで上昇すると思われる。
今週のレンジは2万8400円から2万9100円を想定する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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