11週ぶりに反落
先週の日経平均は前週末比約924円安と11週ぶりに反落した。
10週間で約6200円上昇してたため当然の一服という感じはする。
また、パウエルFRB議長が年内に後2回の利上げを示唆したことも利食い売りを出すきっかけにもなった。
相場の転換を示唆
先週の大幅下落で19日の高値(3万3772円)が当面の天井になった感じはする。
テクニカルでもパラボリックに売りシグナルを点灯、週足でも「かぶせ線」がでており相場の転換を示唆している。
需給悪化が懸念される時期
6月末から7月にかけては需給的にも悪化が懸念される。
6月末にかけては年金運用などのリバランスが行われる。日々調整は行っているもののこの株価急上昇で株式比率が高くなっているのは容易に想像できるため売り圧力も大きい。
さらに7月の前半にはETFの分配金支払いに伴う換金売りが約1兆円発生すると予想されている。
当面は下げ止まりポイントを確認する展開
ここまで海外投資家が12週連続で現物株買い越し相場の上昇を牽引してきたが先々週あたりから先物は売り越しており今までようにガンガン日本株を買っていく状況ではないようだ。
月末、月初に売りが出たところを買うスタンスになると思われ当面は下げ止まりポイントを確認する展開になると思われる。
重要ポイントは?
ポイントとなるのは13日に付けた窓埋め(3万2517円68銭)。新値三本足の陰転値(3万2506円78銭)。週末はこの水準を意識して下げ止まっており今週も先週の安値を維持できるかは重要である。22本続いた新値三本足が陰転すると調整色も強くなるので3万2500円割れは重要ポイントであろう。
今週のレンジは?
割れてくると25日移動平均線(3万2145円処)を試す展開が想定される。勢いがあれば32000円割れもあろう。だが、長期上昇トレンドには変化なくこの数週間の下落が押し目買いの好機とも思われる。需給が改善されるまでは先物は戻り売りが良いと思われる。
今週のレンジは3万1900円~3万3000円を想定する。
(ハチロク)
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