アルゴリズム取引のシェアはさらに増加
最近の先物・オプションの手口を見て気がついたことがある。
225先物ミニで毎日約3000枚位の売買をしていたある証券会社の手口が一切でていない。証券ディーラー会社として有名なところであるが聞いてみると先物・オプションを売買していたディーラー3人が2月の急落で大損したようである。
それゆえ現在は先物の売買を禁止しているようである。
また先物・オプションの参加者が減った。これでアルゴリズム取引のシェアはさらに増加し独壇場に近い状況になってこよう。
指数より個別銘柄物色
相場の方は「上がりそうで上がらない、下がりそうで下がらない」相場になってきており完全に指数より個別銘柄物色となってきている。
東証が発表した3月第1週目の投資部門別売買動向では海外投資家が3754億円の売り越しとなり9週連続売り越し。9週合計の売り越し額は2兆4803億円、先物と合わせると約7兆8000億円売り越しとなった。
2月27日の戻り高値(2万2502円)から3月5日の安値(2万1088円)は海外勢の売りだったことが裏づけられた。
チャート的には揉み合い相場
今週はチャート的には揉み合い相場になると思われる。
ボリンジャーバンドのバンドは横ばいになってきており△1σ(2万2023円)から▼1σ(2万1321円)の間で推移しそうである。
先週は25日移動平均線(2万1673円処)に近づくと買いが入っていたようであるが今週も同線が意識されよう。
MACDは買いシグナル点灯中、ストキャストはファースト、スローともに70%台で推移。
今週は21日に金利引き上げが見込まれているFOMCが控えているため週の前半は方向感のない展開となろう。
後半には配当取りの買いも期待
後半には配当取りの買いも期待できるため確りした展開を見込む。
今週は2万1300円から2万2000円の間で推移しよう。(ハチロク)
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