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海外投資家による売り仕掛け
先週の日経平均は月曜日が休日だったため4日立ち合い。週初は膠着感の強い展開だったが木曜日には売り仕掛けに合い422円安と令和になって最大の下げ幅となった。
原因は米中貿易摩擦による企業収益の悪化、日韓関係の悪化、米国利下げ観測による円高進行など複合的なものであったがここ3週間、売買代金が2兆円を割れており商いが閑散だったところへ海外投資家による売り仕掛けが入ったということだろう。
今週は動きのある相場
膠着状態からの上昇には力がなく勢いよく上昇するには一旦下落して空売りを誘うしかない。先週の下落が今週の上昇への弾みとなってもらいたい。
執筆時では参議院選の結果はわからないが与党が議席を伸ばせば政治に対する安心感から買いも入ってくるだろう。今週は動きのある相場となろう。
その先は再び揉み合い相場も?
チャート的には5日線(2万1419円処)、25日線(2万1415円処)、75日線(2万1436円処)と移動平均線が2万1400円から2万1450円までに集約している。
先週はこのラインを割ってきたため、上昇チャートが崩れ売り仕掛けが入ってきたが今週は逆にこのゾーンを明確に抜いてくると上昇に弾みが付きそうである。
下落過程で17日に2万1514円89銭~2万1488円21銭に窓があいておりまずはこれを埋めに行く可能性は高い。ただ、そのあとは再び200日移動平均線(2万1556円処)を挟んでの揉み合い相場になると思われる。
ボックス相場の想定で対応
今の相場は下がれば買うが上げればすぐ売るボックス相場のようである。2万1000円から2万1800円のボックス相場の想定で対応したい。
(ハチロク)