下値は固いが上値も重い【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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株価は維持させる

 先週の日経平均は週前半に乱高下したが結局前週比173円(0.8%)高となった。
 売り崩そうにも下がれば何かしらのリップサービスが発表されすぐに買い戻されてしまう。
 過剰流動性相場はこういった要人の発言に振り回される相場である。特に米国はトランプ氏が大統領選を控えているので何としても株価は維持させる方向で色んな手をこれからも出してくると思われる。

週は下値切り上げ型のチャートを形成

 下げにくい相場であるがこの水準からは上値も重い相場である。
 今週は動き始めた経済活動による感染者数や対立深める米中関係の動向を横目に揉み合い相場となろう。
 チャート的には下落していた5日線(2万2280円処)が上向きに転じ200日移動平均線と25日移動平均線がゴールデンクロスを形成。上昇相場入りを示唆している。実際、先週は下値切り上げ型のチャートを形成している。

2万3000円台乗せも

 しかし、一目均衡表の転換線(2万2357円処)と基準線(2万1509円)が横ばいとなっており揉み合い相場を示唆している。
 さらに、ボリンジャーバンドが収斂してきており大きく動きにくくなってきている。このため今週は下値は固いが2万3000円台に近付くと売りが出てくる相場展開を想定する。
 新値三本足の陽転値が2万2863円73銭なので上値ではこの水準が意識されよう。抜けてくれば2万3000円台乗せもあろう。

25日移動平均線抵抗ライン

 一方、下値は転換線が意識されよう。引け値で明確に下回ってくれば売りが出やすくなると思われる。その下は節目の22000円、25日移動平均線(2万1898円処)が抵抗ラインになってくる。
 今週は2万1900円から2万3000円を想定する。(ハチロク)

(ハチロク)




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