電力需給逼迫に立ち向かう銘柄は?
政府は21日、東京電力管内で電力不足の恐れがあるとして、「需給逼迫(ひっぱく)警報」を初めて発令した。16日に発生した福島沖地震で停止した火力発電所の復旧が遅れていることに加えて、急速な気温低下で電力需要が高まり、大規模停電の恐れがあるため。電力不足は災害など突発的な要因があるものの、ロシアのウクライナ侵攻を端を発したエネルギー価格高騰などを考慮すれば今夏の猛暑時には更に電力需要が逼迫する可能性は十分ある。節電に関連する銘柄に注目したい。
無駄なく効率的に電気を使う
2011年に起こった東日本大震災の影響で国内の原子力発電所が停止し、現在の化石燃料への依存度は85.5%ときわめて高い。これまでは原油やLNG価格が安定推移していたことから問題視されていなかったが、今回、ウクライナ情勢深刻化によるエネルギー高騰の中での福島沖地震で電力受給逼迫が改めてクローズアップされている。
エネルギー自給率が低い日本にとっては、原発の再稼働や再生可能エネルギーの普及が急がれるが、現時点では、如何にして無駄なく効率的に電気を使うかが必要だろう。今夏の電力需要最盛期へ向けて節電に貢献する企業をピックアップしてみた。
太陽光発電のいちご
いちご(2337)いちごECOエナジーを通じて遊休地の有効活用として太陽光発電を全国に展開。
グリムスはコスト削減・省エネ方法を提案
グリムス(3150)住宅用太陽光発電システム・電子ブレーカー・LED照明を通じて、中小企業や家庭のコスト削減・省エネ方法を提案。
クラウド型DXサービスのENECHANGE
ENECHANGE(4169)電力・ガス会社向けクラウド型DXサービスを通じて、「デジタル化でエネルギーをより効率的に」することを目指す。
エアコンのダイキン工業
ダイキン工業(6367)エアコンの世界的メーカーで省エネを追及した新型への買い替え需要を期待。
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント