例年以上に気温の上昇ペースが早い
5月29日に群馬県高崎市で最高気温が35℃以上が観測され全国で今年初の猛暑日になった。5月中に全国で初の猛暑日が観測されるのは3年ぶりで、今年は例年以上に気温の上昇ペースが早い。6月の梅雨入りも例年より早くなる予想になっており、6月は脱コロナで消費が回復傾向となるなかで、早々の梅雨明けから猛暑関連を先取る動きが活発化する可能性が高い。入国制限が緩和されるのも追い風で猛暑に絡むサマーストック銘柄をピックアップしてみた。
猛暑と制限緩和が消費に追い風
5月下旬時点で7月の暑さになっているが、今年は九州から関東甲信越にかけては6月早々に梅雨入りが予測されている。梅雨入りが早ければ梅雨が明けるのも早くなり、今夏は例年以上に猛暑の期間が長くなる可能性が高い。これに加えて6月からは入国制限が緩和されることから猛暑と制限緩和が消費に追い風となり、コロナ禍までの昨年とは状況が一変となる。。
ビール大手に追い風
猛暑で真っ先に恩恵を享受するのがビール大手。昨年まではコロナによる外出自粛から壊滅状態になったが、今年はビアガーデンなども通常営業になる。 サッポロホールディングス(2501)、アサヒグループホールディングス(2502)、キリンホールディングス(2503)の大手3社の業務用の回復に期待したい。
氷菓やエアコンも
猛暑になれば氷菓の需要も急増する。森永乳業(2264)や森永乳業向けOEM製品やオリジナルのアイスクリームを展開するセイヒョー(2872)、あずきバーが絶大な人気を誇る井村屋グループ(2209)が注目されよう。
エアコンに関しては、省エネタイブの需要が業務用でも増加しよう。ダイキン工業(6367)や富士通ゼネラル(6755)、三浦工業(6005)が恩恵を享受しそうだ。
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