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スマートフォンを活用したサービス拡充

 スマートフォンに絡む通信料金単価が頭打ちになるなか、通信大手各社はM&Aなどを通じて周辺ビジネスの拡充を加速化させている。その筆頭がKDDI(9433)の動きで、先月末にはインターネット証券大手のカブドットコム証券(8703)への出資報道が株式市場でも大きな話題となった。中長期的な人口減少から加入者増が見込めないなかで、スマートフォンを活用したサービスを拡充させ、それらにユーザーを囲い込むかが、生き残りの条件となる。

&Aで攻めるKDDI

 総務省からの通信料金値下げ要請などにより、通信料金単価は今後も下落傾向が予想されるなか、通信大手は新たな動きを加速化させている。そのようなかで、KDDIは三菱東京UFJ銀行との共同出資により既に「じぶん銀行」を開業、今回のカブドットコム証券への出資により、オンライントレードを含めたスマホを通じた簡単便利な金融サービスの拡充を目指す。KDDIはIoTインテグレーションのエコモット(3987)への出資も発表しており、サービス拡充へ向けて、高度な技術を持つシステム開発会社との連携も加速化している。

キャッシユレス決済で攻めるソフトバンク

 一方、キャッシユレス決済で攻めているのがソフトバンク(9434)だ。ヤフー(4689)と共同出資の合弁会社であるPayPay(ペイペイ)を通じて、バーコードやQRコードを使って決済ができる新たなスマホ決済サービス「PayPay」を展開。昨年末は大幅還元で知名度を一気に向上させた。

決済ではドコモ

 NTTドコモ(9437)はスマートライフビジネスにおける金融・決済事業として、dポイントやd払い、iDを利用できる場所を約90万から200万か所へ拡大させ、取扱高6兆円を目指す方針を打ち出している。通信大手各社は次世代通信規格5Gのネットワークを活用した次世代のサービスも視野に入れており、M&Aなどによる業容拡大を更に強化するかも知れない。

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