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反落し後場一段安
週明け１２日の東証市場は反落しました。日経平均は２２９円安です。前週末のＮＹ市場で主要指数が揃って上昇したことから買い先行で始まりましたが、寄付きを高値に上げ幅を縮め、前週末終値を挟んでもみ合った後は下げに転じました。時間外の米株価指数先物安や円の強含み、中国株安なども重しになり後場一段安です。
ワクチン普及の遅れが買い手控えさせる
経済指標などから米国景気の好調さが確認される一方、長期金利も落ちついており、米国株は堅調ながら、国内はワクチン普及の遅れから今後の景気や企業業績の回復への懐疑的な見方が買いを手控えさせました。今期５５％営業増益を発表した安川電機が市場予想に届かなかったとして大幅安に売られたことも心理を冷やし、月末から始まる３月決算発表を前にポジション調整の売りが強まりました。
田中化研、ダイセキは堅調
推奨銘柄は底堅いものの上値も重い状況で、東映アニメ<4816>は後場下げに転じましたが、田中化研<4080>やダイセキ<9793>は堅調に推移しています。前場はリバーＨＤ<5690>、ＤＯＷＡ<5714>のインフレヘッジ関連に追撃買いを入れ、後場は航空貨物輸送好調の近鉄エクス<9375>を買い直しました。安川電機を見る限り決算評価のハードルは高く、手を出しにくい状況ですが、値動きを見極めながら個別に対応していく考えです。
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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