続伸も上値重く方向感欠く
23日の東京市場は小幅に反落しました。日経平均は9円安です。パウエルFRB議長の議会証言は大方の予想通り早期利上げを示唆するものではなく、長期金利低下を受け米株市場でナスダック指数が最高値を更新、この流れを引き継ぎ、半導体などハイテク株に買いが先行しました。ただ、2万9000円台に乗せると上値は重く、戻り待ちの売りに押され、前日終値水準で揉み合う方向感に乏しい展開です。
中小型株に資金が向かう
前日の急反発の反動で戻り売りや利益確定売りに押される銘柄が多く、東証1部の騰落銘柄数は値上がり812に対して値下がり1272と値下がりが値上がりを大きく上回りました。ただ、主力株の上値の重さが意識される一方で、値の軽い中小型株に資金が向かい大幅高に買われる銘柄が目立っており、2部指数やマザーズ指数、ジャスダック平均は続伸しています。
キノハイテクが新値追いでS高
推奨銘柄ではシキノハイテク<6614>が新値追いでストップ高まで買われ、オキサイド<6521>は後場上げ幅を広げ最高値をうかがうなど引き続き半導体周辺の中小型株に大きな動きがありました。きょうはトレックスセミ<6616>の利益、サイバーダイン<7779>の損失を確定する一方、QDレーザ<6613>やスマレジ<4431>に買いを入れました。過熱感なく高値を目指す銘柄を狙う方針で、あすは海運株の値動きを見極めてチャンスがあれば買いのタイミングを計ってみたいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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