再度、良品計画に注目【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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利食い出るのは自然の動き

昨日の東京株式市場は小幅に反落いたしました。前日は東証一部の9割以上の銘柄が上昇しましたので、利食いが出てくるのは自然の動き。日経平均はファーストリテイリングの頑張りにより0.03%の下落に過ぎませんでしたが、TOPIXは33業種中28業種が値下がりしましたで0.53%の下落となりました。

早期利上げ観測は後退

注目のパウエルFRB議長の議会証言では1970年代のようなインフレ高進を繰り返す可能性は非常に低い、といった具合で経済活動の再開によりインフレは予想を上回ったが、インフレの多くの要因はいずれ後退するだろう、と早期の利上げ観測は後退しました。FRB高官発言により今後も振り回されることはあるでしょうが、FRB自身が大量の国債を保有しており、早期の利上げに進むわけにもいかないということでしょう。

2万9000円が戻り売りの急所

さて、東京市場は日経平均の2万9000円近辺が戻り売りの急所と見られているようです。現在、75日線が2万9070円近辺に位置しており、その手前では利食い売り、戻り売りが出やすいということです。

底入れから上への動き

個別では良品計画<7453>に再度注目したいと思います。6月10日に一度お勧めしましたが、その後は下値固めに終始して横ばい推移してきました。昨日は3月25日以来の25日線回復となり、ようやく底入れから上への動きへと移行したものと思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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