反落も下げ渋る
14日の東京市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は109円安です。前日の米株市場で主要株3指数が揃って上昇一服となったことから戻り売りや当面の利益を確定する売りが優勢でした。ただ、朝安のあとは下げ渋る動きで、TOPIXは一時上げに転じるなど底堅い動きです。今晩のパウエルFRB議長の議会証言を控えて上値の買いは手控えられましたが、下値を売り込む動きにもなりませんでした。
個別に物色意欲は旺盛
空運や海運、鉄鋼などの景気敏感株の一角が値を消したことで、東証1部の騰落銘柄数は値上がり910に対して値下がり1177と後場に入って値下りが増えましたが、前日急落したレーザーテックなど半導体の中心銘柄が買い直され、タマホームをはじめ好決算銘柄が大幅高に買われるなど、個別に物色意欲は旺盛でした。新興市場では6月上場の直近IPOが続いて人気を集めています。
ステムセル研がストップ高
推奨銘柄では栗田工<6370>が新値を追うなど半導体関連の一角が堅調で、前日に追撃買いを入れた直近IPOのステムセル研<7096>はストップ高まで買われました。アイドマHD<7373>についてはきょう引け後に決算発表を予定していることから、後場に利益を確定しましたが、3Q営業益は93%の高進捗であすの株価の反応を見守りたいと思います。高値圏にある銘柄については好決算でも出尽くしとなることが警戒されますので、きょうはHOYA<7741>やレーザーテック<6920>など数銘柄をまとめて損益を確定する一方、好業績出遅れの村田製<6981>と直近大きな押し目を入れたオキサイド<6521>に買いを入れました。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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