新波動入りの大日本印刷【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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米消費者物価高い伸びも一時的

昨日の東京株式市場はNY株安の影響もあり反落となりました。6月の米消費者物価が前年同月比5.4%上昇と市場予想の5.0%増を上回りました。この伸びは約13年ぶりの高い伸びです。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアでも前年同月比4.5%増と市場予想4.0%増を上回ったほか、前月比でも0.9%増と市場予想の0.4%増を大幅に上回りました。ただ、消費者物価伸びの多くは中古車など、引き続き局所的な分野での価格上昇であり、市場はFRBの「一時的なインフレ」という見方に寄り添うような反応でした。

25日線や75日線意識した戻り売り

日経平均は先週の急落を週明け2日で取り戻しましたが、25日線や75日線を意識した戻り売りが出ているようです。また、これは未確認情報ですが、一部のヘッジファンドが破綻したことで、ロング・ショートのポジションの巻き戻しが行われたといった噂がありました。高値追いしていた富士フィルムや日立製作所が大きく売られる一方で、調整していた武田薬品や小野薬品、大日本印刷などが値上がりしたことから伺えました。

累積出来高真空地帯に突入

これらの中でも大日本印刷<7912>の動きは新波動入りを感じさせます。年明け早々の2000円割れで取り上げた経緯がありますが、3月高値(2491円)、6月高値(2504円)など2500円近辺で何度も打ち返されました。その壁を突破したことでここからは累積出来高の真空地帯に突入しました。コロナ暴落前の昨年1月には3000円台で推移してきた銘柄です。PER=13.3倍、PBR=0.67倍、予想配当利回り2.5%とまだまだ割安です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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