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リスク回避の売りに大幅反落
28日の東京市場は4日ぶりに大幅反落しました。日経平均は388円安です。東京都の新型コロナ感染者数が過去最大となり経済への影響が懸念されるなか、前日の米株市場が安く、特にナスダックの下げがきつかったことから、ハイテク株を中心にリスク回避の売りが広がりました。中国当局によるネット企業や教育産業への規制強化もネガティブ視され、後場一段安で一時下げ幅を500円以上に広げています。
中小型株に値崩す銘柄目立つ
決算への反応について、事前の期待が大きい銘柄が内容が良くても売られるケースが目立っており、きょうは1Q4割営業増益の信越化学が足元調整していたことで下げ渋りましたが、結局反落して引けました。また、時価総額上位銘柄が軒並み売られたことで、マザーズ指数が3.48%安と急落、5月19日以来の安値となっており、中小型株に値を崩す銘柄が目立っています。
イボキンを噴き値売り
決算発表本格化で積極的な売買は手控えられやすく、日経平均は2万8000円で上値を抑えられ反落しており、下値を試す可能性も出てきました。ただ、決算の内容と株価の反応を見極めたうえで2Q以降上振れが期待できる銘柄を狙う方針で、前場はイボキン<5699>を噴き値売りして様子を見ていましたが、後場は日本精線<5659>に打診買いを入れています。また、引け後に好決算を発表したアドバンテストとエムスリーのあすの反応を見守りたいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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