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週間で1487円高と急騰
前週の東京市場は先物へのショートカバーを巻き込み5連騰、日経平均は週間で1487円高と急騰しました。パウエルFRB議長の講演内容をポジティブ視した米株高を受け週初に反発したあとは、月末安アノマリーを覆したことで大幅高、週末は場中に菅首相が総裁選への出馬を見送る意向を固めたと伝わったことが、総選挙で負けるリスクが後退下との見方につながり、580円超に上げ幅を広げ、約2カ月ぶりに2万9000円を回復して取引を終えています。
半年に及ぶ調整が一巡
これで反騰しに及ぶ調整が一巡、8月20日の2万7000円割れで当面の底が入ったかたちになりました。週明けも基本的に堅調な展開を予想していますが、買戻し主体の急騰だけに反動安も警戒されます。全般に先行して反発に転じたあと利益確定売りに続落したマザーズ指数の動きも気になり、まずは週明けの値動きを見守りたいと思います。また、8月の米雇用統計は雇用の伸びが市場予想を大きく下回りましたが、早期利上げに慎重なFRBのスタンスを裏付ける結果で、反落して始まった米株市場は下げ渋り、ナスダックは上昇に転じています。
HOYA、ダイセキが最高値圏で強い
推奨銘柄はHOYA<7741>とダイセキ<9793>が最高値圏で強い動きを続け、味の素<2802>やシキノハイテク<6614>、村田製作<6981>、アイドマHD<7373>も堅調に推移しました。売り込まれた候補銘柄には一通りナンピンを入れましたので、戻り売りで損失をミニマイズする一方、25日線レベルで値を固め一段高を志向する銘柄で値幅を狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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