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反落も3万円大台維持
9日の東京市場は9日ぶりに反落しました。日経平均は173円安です。前日の米株市場は主要3指数が揃って安く、急ピッチの上昇に対する警戒感から主力株を中心に売りが優勢でした。もっとも、下値の買い意欲も強く3万円大台を維持して引けています。前日までの8日間で約2500円上昇していたことを考慮すれば底堅い動きでした。
調整あっても押し目小さい
香港市場でテンセント株が急落、中国当局による規制強化への懸念が再燃したことで、後場は3万円を下回って推移する時間が長かったものの、政策期待から下値では買いが入り大引けにかけ引き戻しています。あすのSQを前に買い戻しが一巡したとの見方はありますが、海外勢による日本株比率引き上げへの思惑が高まりやすい状況で、調整はあっても押し目は小さく、出遅れセクターの水準訂正が続きそうです。
再生エネ関連の利益を確定
推奨銘柄ではHOYA<7741>、ダイセキ<9793>は上げ一服ながら、レノバ<9519>が連日の最高値、村田製作<6981>も底堅く推移しました。きょうはウエストHD<1407>、レノバの再生エネ関連の利益を確定する一方、出直り基調が鮮明になった25日線レベルで下げ渋っているスマレジ<4431>や出直り基調を強めてきたにステムセル研<7096>、アイドマHD<7373>に追撃買いを入れています。全般は上げ一服ながら、個別勝負はこれからと考えており、物色の流れを見極めたながら、銘柄をチョイスしていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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