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リスク回避の売りに3万円割れ
連休明け21日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は660円安で3万円大台を割り込んでいます。中国不動産大手の恒大集団のデフォルト懸念が強まり、欧米市場が大幅に下落した流れを引き継ぎ、リスク回避の売りが広がりました。朝方に660円超に下落したあとは下げ渋りましたが、大引け際に大口の売りが出て、きょうの安値近辺で取引を終えています。
過熱感を冷ますスピード調整
高値警戒感強まっていたところへ外部要因の悪化が打撃になり、久々の大きな下げになりました。東証1部の騰落銘柄は値下りが1942と9割近くを占める全面安商状です。ただ、8月下旬から急ピッチの上昇が続いてきただけに、過熱感を冷ますスピード調整の見方が大勢です。中国恒大については23日の社債利払いを行えるかどうかが次の焦点で、当面は市場の反応を見極める必要がありますが、基本的に押し目買いスタンスでいいでしょう。
持ち直してきた逆行高銘柄に買い
推奨銘柄については週末で過半の銘柄の利益を確定しており、前場は売り買いともに見送りましたが、後場はステムセル研<7096>やダイセキ<9793>、JTOWER<4485>など、大引けにかけ持ち直してきた逆行高銘柄に買いを入れました。今週は立ち合い日数があと2日しかなく、FOMCの結果も気になります。ただ、あす切り返すようなら振るい落としが入ったかたちにりますので、目先ワンチャンスがあると見ています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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