反発スタートも8日続落
6日午前の東京市場は大幅に8日続落しました。日経平均は293円安です。前日の米株市場でダウなど主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、反発スタートとなりました。ただ、朝方に390円近くに上昇したあとは急速に値を消し、前場中ごろに下げに転じています。時間外の米長期金利の上昇と米株価指数先物安が重で、後場に入ると530円近くに下げ幅を広げる場面がありました。
個別には売り込みにくい状況
8日連続安は09年7月の9連敗以来実に12年ぶり、日経平均の8日間の下落幅は2700円超、率にして9%を超える記録ずくめの急落となっています。ただ、先物に振らされたかたちで、個別には売り込みにくい状況になっており、東証1部の騰落銘柄数は値上がり1073に対して値下がり1015と値上りがわずかながらも上回りました。
底割れから一段安も警戒
もっとも、米債務上限問題や中国大手不動産のデフォルトなど外部環境は不透明で、週末にSQ、米雇用統計発表を控え、不安定な展開が続きそうです。引き続き海運、半導体など直近高値銘柄のリバウンドを狙う方針で、きょうは大引け間際にスマレジ<4431>、シキノハイテク<6614>、HOYA<7741>に買いを入れましたが、全般は底割れから一段安も警戒されますので、慎重に対処したいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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