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大きく下値探る
前週の東京市場は大きく下値を探りました。日経平均は週間で994円下落し、約1カ月ぶりに2万9000円を割り込んでいます。週明け22日は前の週の流れを引き継ぎ、半導体関連や周辺銘柄が買われ底堅い動きでしたが、休日明けの24日はFRB議長人事を巡り米長期金利が上昇したことを受け、ハイテク・グロース株が売られ400円を超える下落となりました。翌25日は買戻しに反発に転じましたが、週末26日は南アフリカで感染力の強い新型コロナの新たな変異株が検出されたことから一気にリスクオフの動きが加速、下げ幅は一時890円を超え、グロース・バリューを問わず全業種が売りに押されています。
突っ込み警戒感も神経質な展開
週明けは短期的な突っ込み警戒感から下値では買いが入りやすく、配当再投資も買いも見込まれます。ただ、2日にOPECプラス会合、週末には米雇用統計発表を控え、インフレを警戒しながら神経質な展開が続くでしょう。コロナ変異株の感染状況にも引き続き注意が必要です。まずは下げ止まりを確認してからの対応と考えていますが、前週末の急落のなか個別に信用買いの整理が進んだ銘柄が増えたと見られ、直近高値銘柄でリバウンドを狙いたいと思っています。
フルヤ金に追撃買い
前週は推奨銘柄も軟調に推移しましたが、25日の反発局面で数銘柄の利益と損失を相殺して手持ちを整理して、次のチャンスに備えました。また、週末の全面安のなか大引けにかけ上昇に転じたフルヤ金<7826>に追撃買いを入れています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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