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大幅反落し2万6000円割れ
12日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は464円安で約2カ月ぶりに2万6000円を割り込んでいます。米4月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、金融引き締め懸念から前日の米国株式市場で主要指数が揃って年初来安値を更新した流れを引き継ぎました。朝方に520円超に下落したあとは、買戻しや押し目買いに下げ渋りましたが、時間外の米株価指数先物が下げに転じたことで、後場売り直されています。
グロース株は波乱の展開
CPIでインフレへの警戒感が拭えず、アク抜けとはいきませんでした。米ハイテク株安を受け、グロースコアとマザーズ指数が大幅安で年初来安値を更新しており、グロース株は波乱の展開です。ただ、米債券市場は落ち着いており、今晩に発表される米4月PPI(生産者物価指数)の結果で米長期金利が大きく上昇しなければ、売り圧力は弱まるでしょう。米主要指数は直近の急落で突っ込み警戒感が意識されています。
好決算銘柄押し目とグロース切り返し待つ
きょうは売り買いとも見送りましたが、自律反発のタイミング近いと見ており、好決算銘柄の押し目を狙うとともに、グロース株の下げ止まりから切り返しを待ちたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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