目次
大幅反落し2万6000円割れ
前週の東京市場は5週ぶりに大幅反落しました。日経平均は週間で1861円安と直近4週間の上昇分を帳消しにし、約1カ月ぶりに2万6000円を割り込んでいます。インフレ圧力は予想以上に強く、相次ぐ主要中銀の金融引き締めに振らされた一週間でした。米国株は主要3指数が揃って年初来安値を更新、ダウは3万ドルを割る大荒れの展開で、リスク回避の売り圧力が波及しています。FOMCでは0.75%の利上げが決定され、結果発表直後は買い戻されましたが、スイスの利上げがネガティブサプライズになり、イベント通過によるあく抜けとはなりませんでした。
買戻しや自律反発狙いの買い入りやすい
金融引き締めは少なくとも年内いっぱい続くことから、欧米市場の動きを確認しながらの不安定な状況が続くでしょう。ただ、米株市場は週末がメジャーSQで需給のヤマ場を越えます。日経平均は短期的な突っ込み警戒感が意識され、また、大幅安ながら5月安値近辺でとどまったことから、為替や債券の動きが落ち着けば買戻しや自律反発狙いの買いが入りやすいと考えられます。週明けは全般底入れを確認してから、チェックした強い銘柄でリバウンドを狙っていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント