中東情勢緊迫で大幅続落
週明け16日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は656円安です。米国株市場は大手金融の好決算は好感してダウは小幅に反発しましたが、ナスダック指数は続落するなど見送りムードの強い展開で、中東情勢緊迫化に伴うリスク回避の動きが強まりました。原油価格高騰によるインフレ再加速への警戒感も買いを手控え要因になり、海外投資家の先物を絡めた売りに後場一段安で一時750円超に下げ幅を広げています。半導体など輸出ハイテクセクターを中心に売りが広がり、プライム市場の値下がり銘柄数は1605と9割近くを占める全面安商状になりました。
グッピーズがストップ高
推奨銘柄も軟調でしたが、好決算と中期計画が好感されたグッピーズ<5127>がストップ高カイ気配になっており、きょうは1Q大幅増益で通期上振れが期待されるIGポート<3791>と中期戦略で成長期待のトランザク<7818>の逆行高2銘柄に買いを入れました。ただ、全般は前週の大幅反発で長期金利の上昇を一旦織り込み、目先は調整含みながら下値は堅いと見ていましたが、予想以上の下落です。中東情勢と原油市況、米長期金利の動きを受けた米株市場、為替の動きを確認しながら慎重に対応する考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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