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金利上昇に地政学リスク加わり調整色強める
前週の東京市場は反落しました。日経平均は前の週から1056円下落しています。米長期金利上昇に地政学リスクが加わり、調整色を強めました。週明けから600円を超える下落で、買戻しに反発する場面はありましたが、週末には一時3万1000円トビ台まで下落しています。中東情勢緊迫化に伴う原油価格上昇が金利上昇に拍車をかけ、米10年債利回りは16年ぶりの高水準になり、5%台が視野に入っています。国内長期金利も10年ぶりの高水準に上昇しました。
4日安値下回らず悪材料に耐性
ただ、不透明感が強まったにもかかわらず、日経平均は4日安値を下回っておらず、悪材料に耐性をつけてきたのではないでしょうか。週明けからはマイクロソフトやアマゾンなど米主要グロース企業の決算発表が相次ぎ、週後半からは国内企業の2Q決算発表も本格化してきます。中東情勢には注意が必要ですが、米長期金利にらみで物色の流れを確認しながら個別に強い銘柄を狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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