11日午前の相場の状況
11日午前の東京市場は小幅続伸です。前週末の米国株高を受けて買い優勢で始まったあと利益確定売りにマイナスに転じる場面がありましたが、押し目には買いが入り、前週末終値近辺で一進一退となりました。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆1302億円をこなしています。
雇用統計発表に関するの市場の反応
米11月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場コンセンサスを上回ったことが好感されましたが、前週後半の2日間で日経平均は630円超上げたことで、利益を買う呈する動きが先行したようです。ただ、FOMCを控えていますが、メジャーSQを無事通過したことで、指数的に大きく乱高下する不安は薄れており、年末相場への期待が高まる状況に変わりはないでしょう。
クリスマス休暇とIPOラッシュ
今週からは海外勢がクリスマス休暇に入ったことから、全般の動きは限られそうですが、IPOラッシュもあり、中小型株による値幅狙いの動きが個別に強まりそうです。新規上場が12日に2社、13日には4社も控えており、その中でも大型上場となる13日のSGホールディングス(9143)の初値形成が関心を集めるでしょう。良い船出なら、他の公開株の初値形成後のセカンダリーも狙えそうです。
注目の銘柄は直近IPOのロコンドとシェアリングテクノ
ピックアップ銘柄ではウェルビー(6556)は利益確定売りに急反落しており一旦様子見。一方、大幅続落のあと下げ渋っいるライクキッズネクスト(6065)や堅調推移の六甲バター(2266)は引き続き下値狙いでいいでしょう。また、直近IPOのロコンド(3558)、シェアリングテクノ(3989)に改めて注目です。ショート狙いのニッカトー(5367)は反発ながら上値は重く、引けにかけてだれるようなら追撃売りです。
花咲 翁
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