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膠着状態を強める
19日の東京市場は小反落となりました。前日の米国株市場で主要3指数が連日で最高値を更新したことを受け、買い優勢で始まりましたが、後場からはマイナスに沈んで膠着状態を強めました。
建設下落も投資意欲削ぐ
年末のポジション調整的売りは峠を越え、全般は下振れ懸念が薄らいでいますが、信用の買いポジションが積み上がっていたことから、個人が利益確定に動いたようです。加えて大成建設(1801)に代表されるようにスーパーゼネコンを筆頭に個人投資家好みの建設が揃って軟調となっていることも買い意欲削がれる一因になっているようです。新興銘柄を中心にこのところ人気を集め高値圏にある小型株に急落するケースも目立ちました。
薄商いでは急な株価変動に留意
IPO関連の資金の回転が効いていることから、年末に向け中小型株物色が続くとも見方は変えていませんが、利益が乗っているものはいったん利食って、次の展開に備えたいと思います。年末へ向けて市場参加者が減るなかでは、特に新興銘柄は値動きを見定めて機敏に対処する必要があるでしょう。薄商いのなかで株価変動が大きくなる可能性もあります。
立川ブラインド、ミクニの下値拾い継続
ピックアップ銘柄では直近IPOのシェアリングテクノ(3989)やウェルビー(6556)、ロコンド(3558)は利食い、損切を含めていったん損益を確定です。一方中小型でも1部銘柄の立川ブラインド(7989)は堅調、ミクニ(7247)も底堅く、引き続き下値を狙っていきたいと考えています。
花咲 翁
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