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下値に買い入り下げ渋る
11日の東京市場は続落しました。欧米株安や為替が111円台半ばまで円高に振れたことで利益確定売りが先行しました。ただし、下値には買いが入り、下げ渋る動きで、一時200円近くまで下げる場面がありましたが、大引けは77円安です。東証1部の売買代金は概算で2兆8021億円でした。
リスクオンの動きは継続
SQを控え主力株には買いを入れにくい状況でしたが、円高にもかかわらず下値は堅く、好決算銘柄や中小型材料株に値を飛ばす銘柄が目立っています。日米長期金利上昇を受け、メガバンクが上値を追い、原油や非鉄市況上昇を背景に資源関連や非鉄・金属セクターにも買いが広がるなど、買い気の強い展開で、リスクオンの動きは継続しているようです。
一段高、あるいは切り返しに転じる銘柄を追撃
前日までの調整で過熱感が和らぎ、SQ明けからの動きが期待されますが、今後本格化する3Q決算発表を睨み、次第に業績相場の色彩を強めていくとみています。ピックアップ銘柄のゼンリン(9474)、立花エレテック(8159)、日本動物高度医療(6039)、立川ブラインド(7989)、KYCOM(9685)など中小型好業績株のなかから、一段高、あるいは切り返しに転じる銘柄を追撃していいと考えています。
花咲 翁
証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~
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