目次
利益確定売りに伸び悩む
5日の東京市場は続伸しました。日経平均は63円高です。米国株市場で主要株指数が揃って上昇、ナスダック指数は史上最高値を更新し109円台後半まで円安が進んだことから買い先行で始まりました。ただ、前日に300円超上昇したことから、朝高のあとは利益確定売り押され、一時マイナスに沈むなど、買い一巡後は伸び悩んでいます。
メルカリ上場控え換金売り
12日で調整中の米朝首脳会談に向け売り込み辛い一方、7日に日米首脳会談、8日からはG7首脳会議などを控え、積極的な買いが入りにくく、利益確定売りが優勢でした。TOPIXもプラスで引けましたが、東証1部の値下がり銘柄数は1100を超え、値上がり数を上回っています。メルカリの上場を控えて、そーせい、ミクシィのマザーズの主力株が大幅安に売られるなど、特に中小型株は換金売り思惑で利食いがかさむ銘柄が目立ちました。
SQ週で仕掛け売りに注意
日経平均は25日線の攻防で、強弱感が対立しやすく、週末にはメジャーSQを控えていますので、あすも膠着感の強い展開が続きそうです。また、SQ週の水曜日は持ち高調整の売買に相場が荒れる傾向があり、先物の仕掛け的な売りへ注意も必要でしょう。
ピックアップ銘柄は上昇基調維持
ピックアップ銘柄はシスメックス(6869)が続伸しましたが、東海カーボン(5301)とソウルドアウト(6553)は利益確定売りに押され、短期値幅取り候補も一部を除いて利食い売りに伸び悩む銘柄が目立ちました。ただし、いずれも上昇トレンドは崩れておらず、値動きを見極めたうえで押目買のタイミングを計りたいと思います。
花咲 翁
個別
コメント