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円安支えに上げ幅広げる
1日の東京市場は続伸しました。日経平均は192円高です。米中貿易摩擦への警戒感後退で米国株が上昇した流れを引き継ぎ買い先行でスタートしたあとやや伸び悩ンでいましたが、日銀の金融緩和維持方針を受け、112円近辺まで進んだ円安が支えとなり、後場に入って上げ幅を広げました。
決算発表手掛かりに好業績株物色
日銀金融政策決定会合を通過したことで待機資金が動き出したようで、米アップルの好決算も買い安心感を誘い、1Q決算発表を手掛かりに好業績株物色が盛り上がりました。任天堂やソニー が大幅高に買われ、メガバンクなど金融株や鉄鋼、非鉄、海運などのバリュー株も堅調です。
円安と長期金利上昇の構図
日銀がフォワードガイダンスで緩和政策を維持する意向を示したことから為替は円安が進み、輸出セクターへの買い安心感が広がり、指値オペを見送ったことで長期金利が上昇して、金融セクターにも買いが入りました。長期金利がさらに上昇すれば、円買い要因になりますが、日銀のコントロールにより円安と長期金利上昇の構図が崩れなければ、ショートカバーを誘発して相場を底上げしていくでしょう。
好業績株の押し目狙い
ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)が連日の新値のあと一服、ダイキン(6367)、シスメックス(6869)、浜松ホトニクス(6965)は小安く推移しましたが、いずれも業績好調で押し目を狙っていきたいと思います。短期値幅取り候補はハマキョウ(9037)など引き続き決算発表スケジュールをにらみながら、値動きのいい好業績銘柄を取り上げています。
花咲 翁
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