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続伸も企業収益へ警戒感
4日午前の東京市場は続伸、日経平均は109円高です。週末発表の1月雇用統計など米経済統計が良好で、1ドル109円半ばまで進んだ円安がフォローになり、買い優勢の展開でした。東証1部の値上がり銘柄数は値上がり銘柄数は1935と全体の9割を上回りました。ただし、3Q累計2ケタ超の増益で着地したソニーが直近3カ月間の伸び鈍化を理由に大幅安に売られるなど、決算発表が中盤を迎えるなか、企業収益への警戒感が再び意識される状況になっており、日経平均は伸びを欠いています。
ハリマ化成、ソースネクストの押し目狙い
一方で、中小型株については、サンバイオがストップ安売り気配で寄らずにいますが、影響は予想以上に軽微で、短期資金は引き続き中小型好業績株や材料株に向かいました。3Q決算ではこの日引け後に発表を予定するバイオRE2好調のカプコン(9697)に注目です。ピックアップ銘柄ではハリマ化成(4410)、ソースネクスト(4344)が順調に下値を切り上げており、ここからは押し目狙いでいいでしょう。5G関連の有望株としてアンリツ(6754)もピックアップ銘柄に加えておきたいと思います。一方、短期値幅取り候補はチームスピリット(4397)や東映アニメ(4816)、ベルトラ(7048)などに買いを入れ、様子を見ています。
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