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上げ幅縮め下げに転じる
14日の東京市場は小幅ながら続落となりました。日経平均は3円安です。英国の合意なきEU離脱がひとまず回避されたことでNY株が高く、前日に大幅安した反動で買い優勢で始まり、一時上げ幅を230円超に広げました。もっとも、為替が円安に振れたことへの反応は限られ、時間外のNY株指数先物が軟調に推移し、上海株が下落したことから、後場に入ると先物売りを交えて上げ幅を縮め、小幅ながら下げに転じています。
中小型材料株の個別物色続く
東証1部の売買代金は概算で2兆1866億と薄商いが続くなか、3月期末に向けた国内機関投資家の決算売りに上値を抑えられ、きょうの安値で引けました。人気を集めていた中小型株のなかにも利益確定売りに値を消す銘柄が目立っています。ただ、押し目ではショートカバーや配当権利取りの買いが入ってきますので、下値を売り込む状況ではないでしょう。資金の回転は速いものの、中小型材料株の個別物色が続くと見ています。
霞ヶ関キャピがS高
ピックアップ銘柄のアンリツ(6754)とイボキン(5699)は値動きが鈍り、今しばらく様子見。短期値幅取り候補はAmidA(7671)やファイバーG(9450)を高値で利益を確定する一方、打診買いを入れた霞ヶ関キャピ(3498)がストップ高で引け、空売りのFPG(7148)はさらに下値を切り下げました。引き続き強い銘柄に絞り込んで噴き値を狙う一方、弱い銘柄のショートも狙う考えです。
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