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円高進み後場下げ幅広げる
25日の東京市場は反落しました。日経平均は92円安です。東証1部売買代金が概算で1兆7305億円と薄商いで、様子見ムードのなか方向感のない展開で、やや売りに傾いて始まった後は上昇に転じる場面はありましたが、後場に入ると、トランプ米大統領の安保発言報道をきっかけに106円台まで円高が進んだことで下げ幅を広げました。
買戻しが下値支える
もっとも、薄商いのなか指数インパクトの強い値嵩株の下げが指数を押し下げており、週末のG20を控えて下値を売り込みづらい状況に変わりはないでしょう。外部環境は不透明で需給はショートに傾いていると考えられ、売り仕掛けがあったとしても買戻しが下値を支えると見ています。物色対象は引き続き外部環境に左右されにくい内需ディフェンシブ系の中小型材料株ということになるでしょう。
値動き鈍った数銘柄の損益確定
ピックアップ銘柄ではそーせい(4565)が底堅く、イボキン(5699)やチームスピ(4397)も下げ渋りました。1年半に及ぶ調整を経て、大底から出直りに転じてきた東レ(3402)もマークしておきたい考えです。短期値幅取り候補はプロレド(7034)や朝日ネット(3834)の利益を確定したほか、JESHD(6544)をはじめ、高値圏で値動きの鈍った数銘柄の損益を確定し、銘柄を絞り込みました。一方で切り返しから一段高を志向してきた都築電(8157)を買い直し、ショートでアシックス(7936)などに打診売りを入れています。
株式情報と相場見通し
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