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後場一段高で高値引け
27日の東京市場は急反発しました。日経平均は251円高です。前日の米株市場はまちまちでしたが、為替が108円前後まで円安に振れたことや上海株や時間外の米株価指数先物高もフォローになり、半導体や電子部品、機械株など中国関連銘柄を中心に買いが広がりました。米国と中国がG20での首脳会談を前に貿易戦争の一時休戦で合意したと伝わったことをきっかけに、後場一段高に買われ高値引けです。
買戻しと先物買いが指数押し上げ
もっとも、東証1部売買代金概算は2兆0034億円とかろうじて2兆円を上回った程度で、米中協議進展を期待した買いというよりも売り込まれていたセクターが買い戻されるなか、先物への買いが指数を押し上げたイメージです。ここまで人気を集めてきた中小型には利益確定売りに値を崩す銘柄目立ちましたが、ジャスダックや東証2部の出遅れ銘柄や調整一巡から出直る銘柄も散見されました。
ハリマ化成を改めてマーク
主力輸出株を中心にした本格反騰は、G20での米中首脳会談の結果と米株市場の反応を確認してからということになりますが、押し目買いが入りやすい状況になったことは間違いありません。とりあえず、買戻しが下値を支える好取組銘柄と中小型の好業績出遅れ銘柄をマークしたいと思います。ピックアップ銘柄のそーせい(4565)、イボキン(5699)、東レ(3402)や短期値幅取り候補のETSHD(1789)、エヌシーエヌ(7057)、都築電(8157)もその範ちゅうで、ハリマ化成(4410)を改めてピックアップ銘柄に加えておきます。
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