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続落ながら下げ幅縮小
11日の東京市場は小幅に落しました。日経平均18円安です。朝方は売り買い交錯でやや強含んで始まりましたが、週後半に海外重要イベントが相次ぎ、週末にSQ、15日には対中制裁関税第4弾の発動期限を控えていることから買い手控えムードが強まりました。もっとも、下値を売り込む動きもなく、下げ幅を縮めて引ける底堅い動きです。
中小型利益確定もIPOは好調
一方、ジャスダック平均は14連騰ながら朝高の後上げ幅を縮め、マザーズ指数は下げに転じており、中小型株は利益確定売りが優勢でした。ただ、IPOは上場2日目のALiNKが公開価格の約2.4倍で初値を付け、この日上場のマクアケも資金調達規模が大きいにもかかわらず、初値は公開価格を7割以上上回る好スタートを切っています。
ギグワークは大幅高で最高値
IPOの好調が続けば、換金資金は中小型株へ還流する可能性が高く、年末に向け中小型株の循環物色が続くと見ています。きょうは推奨銘柄のほとんどが弱含みましたが、買い直したギグワーク(2375)が大幅高で実質最高値を更新しており、後場はスピード調整一巡から出直り基調を強めてきた大日コン(9797)に打診買いを入れました。引き続きイベント通過後をにらんで、年末高が期待できる強い銘柄をチェックいく考えです。
by 株価チャート「ストチャ」
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