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地政学リスクに振り回される1日
8日の東京市場は反落しました。日経平均は370円安です。中東の地政学リスクに振り回される1日でした。朝方はイランが米軍が駐留するイラク国内の基地を報復攻撃したと伝わったことで、改めてリスク回避の売りが広がり、一時620円超まで下落しました。その後はイラン外相の報復停止を示唆するコメント受け、先物主導で買い戻され下げ幅を縮めまています。
押し目買いに売買代金増加
もっとも、個別には戻りは限られ、東証1部の値下がり銘柄数は1981と全体の9割以上を占める全面安商状でした。それでも押し目買いに売買代金は概算で2兆5644億円に膨らんでいます。中東情勢はなお不透明でニュースフローに振らされ、乱高下する可能性がありますが、短期的な突っ込み警戒感からいったん底打ちが意識され、押し目を拾うスタンスが強まってくるでしょう。
ギグワクス、象印の逆行高銘柄に買い
推奨銘柄ではサイババズ(7069)が連日の最高値、エードット(7063)やチエル(3933)、大真空(6962)、吉野家(9861)もしっかりで、ギグワクス(2375)や象印(7965)、メドピア(6095)の逆行高銘柄に買いを入れました。昨年末に活況を呈したIPOの換金資金は中小型株に還流しているようですが、あす以降の戻り局面で動きの鈍い銘柄はロスカットして銘柄を絞り込みたいと考えています。
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