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方向感なく小幅反落
9日の東京市場は小幅反落です。日経平均は7円安で前日終値を挟んで方向感なく揉み合いました。米株株高と円安に振れていることから、買い先行で始まりましたが、前日までの大幅な上昇による反動で、当面の利益確定売りが上値を抑え、後場に入ると200円近く下落する場面がありました。ただ、下値では日銀ETF買いへの期待がショートカバーを誘い、下げ幅を縮めています。
全般リバウンド基調継続
全般リバウンド基調は継続しており、売り込まれた銘柄が買い戻され、臨時休業や下方修正を発表した銘柄があく抜け感から買われたほか、直近IPO銘柄にも動きが出てきました。新型コロナに関連する材料株については利益確定売りに押されるケースが目立ちましたが、一方で新たに材料を発表した銘柄が人気を集めるなど、物色に広がりがみられ、富士フイルムをはじめ先駆した人気株の切り返しも近いと見ています。
直近IPOと新型コロナに関連する材料株
もっとも、東証1部の売買代金は概算で2兆2997億円にとどまり、あすは週末要因に加え、週明け休場となる海外市場が多く、中小型株に資金が向かいやすいと見ています。推奨銘柄ではHENNGE(4475)、NexTone(7094)の利益を確定する一方、前場はビザスク(4490)やフォーラムエンジ(7088)、フォースタ(7089)などの直近IPOに照準を合わせました。後場はChatwork(4448)、A&T(6722)のコロナウイルスに関連する材料株に買いを入れています。
株式情報と相場見通し
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