注目指標発表週【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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NY主要3指数最高値受け買い戻し

昨日の東京株式市場は大幅高となりました。先週は8日、9日と指数連動型上場投信(ETF)の決算に伴う分配金捻出売りにより急落しましたが、9日のNY市場で主要3指数が最高値を更新したことを受け、イベント通過による需給好転の東京市場は買い戻し優勢となっています。

空売り比率50%強に跳ね上がる

日経平均は9日に一時699円安まで売られ、リスクヘッジの空売りが入りました。東証が発表した9日の空売り比率は50.41%に跳ね上がりました。特にガラス土石製品(55.9%)や小売業(55.8%)、銀行業(53.3%)などが高水準でしたので、昨日はこれらの値上がり率が上位にきています。ただ、中国が預金準備率を引き下げたことから景気鈍化への警戒で海運は空売り比率上位業種ですが売られました。これは気になる動きですので海運株の動きを注意深く見ていかねばなりません。

底入れ機運も買い戻し一巡後はもみあい

結局、日経平均は先週水曜日~金曜日の下げを跳ね返し、火曜日のレベルまで戻っています。9日の日足が長い下髭の陽線形成だったことや、9日中心に左右に日足の窓を空けましたので、アイランドリバーサル形状から底入れ機運の高まるところです。ただし25日移動平均線(2万8787円)回復までは戻り売りが出てきますので、買い戻し一巡後はもみあいになるのではないかと思われます。

中国の経済指標が焦点

今週は海外で重要指標などのイベントが続きます。特に15日(木)に最近、景気鈍化の兆候が出てきている中国の経済指標が焦点でしょう。また、米国の主要銀行の決算発表も相次ぎます。FRB議長の上下両院での議会証言もありますので、今週は一進一退で上は25日線、下は5日線(28320円)でのもみあいかと思われます。

日々勇太朗

 

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