五黄土星と自然災害【転ばぬ先のテクニカル】

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幻のSQを解消

昨日の東京株式市場は反発しました。日柄変化日を通過しての反発に加え、先週金曜日は1月限オプションSQで清算値は2万8266円57銭と、その日の現物市場の高値2円8252円96銭より高く着地して幻のSQ値となり不安感が高まりましたが、昨日の上昇で幻を解消しましたので非常に好感される動きとなりました。

事件・事故や戦争、テロそして

ところで今年の九星気学は「五黄土星」です。五黄土星の年は事件・事故や戦争、テロのリスクが高まり、そして自然災害が多発しています。
2004年の10月には新潟県中越地震で最大震度7を観測。12月にスマトラ自身が発生すると、平均で高さ10メートルに達する津波が各地に数回押し寄せ、地形によっては34メートルを記録した場所もありました。1995年は1月に阪神・淡路大震災が発生。11月には伊豆大島の三原山が209年ぶりに大噴火しました。それ以前の五黄土星の年も、伊勢湾台風、関東大震災など数え上げればきりがないほど自然災害が起こっています。

トンガ大噴火は気象に影響も

先週末に南太平洋のトンガで大噴火が起こり、日本にまでも津波が到達しました。この大噴火が今後、日本に冷害をもたらすなど気候変動の影響を及ぶことが心配されます。1992~93年に日本で深刻なコメ不足になったことがありました。店頭から国内産の米が消え、タイ米で凌いだことはご記憶に残っていると思いますが、この時は前年の91年6月にフィリピンのルソン島にあるピナトゥボ火山の大噴火が起き、その後、日本で冷害が発生し深刻なコメ不足になりました。

冷夏・冷害関連で総合商社

そういう意味で、今回のトンガでの大噴火を受けて、株式市場でも冷夏・冷害に関連する株が注目されるかもしれません。この時を振り返ると翌92年から93年にかけて大きく値上がりしていったのが総合商社株です。既に総合商社株は年初来高値を更新する動きとなっていますが、配当利回りが5%前後と高いものが多く、今回の大噴火により冷夏・冷害となるならば、ますます株価が値上がりしていく方向性が考えられます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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