山洋電気の決算期待【転ばぬ先のテクニカル】

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続伸し75日線回復

昨日の東京株式市場は続伸しました。日経平均は一時404円高の2万7389円まで上昇しました。その後は戻り売りに押されて急速に上げ幅を縮小する場面がありました。ナスダック100先物が時間外取引で1%超下落していたことが要因と思われます。その後は切り返し大引けで75日線(2万7195円)を回復しました。

ネットフリックス株暴落でナスダックは?

19日の米国市場の引け後に、動画配信のネットフリックスが決算を発表しました。それによると会員数が2011年以来の減少(純減20万人)していることが報告されました。コロナ禍での在宅期間中は爆発的に会員数が伸びましたが、米国では公共交通機関でのマスク着用義務が撤回され、通常生活に戻ってきており、250万人程度は伸びると予想されていたのですが、純減ということでネットフリックスの株価は時間外取引で25%程度暴落しています。市場の注目度の高い銘柄なだけに、20日のナスダック市場がどうなるか気になるところです。

山洋電気は27日に決算発表

さて、3月期決算発表がいよいよ本格化致します。来週27日決算発表予定の山洋電気<6516>に注目しております。同社はNTT向け電源が発祥ですが、現在は工作機械など設備向けサーボモーターや、通信機器用冷却ファンが柱となっています。

23年3月期受注急増で最高純益

最新の四季報には【連続増益】とあり、サーボシステムは半導体製造向けなど大幅増。冷却ファンは通信装置用拡大。23年3月期は受注急増でサーボシステム、冷却ファンとも大きく伸長。原材料費増をこなし連続営業増益。最高純益更新と書かれています。

21年3月期収益急回復受け急騰

業績は2019年、20年とコロナの影響もあり減収減益でした。21年3月決算は売上高9.6%増の775億円、営業利益は363.1%増の48.3億円、経常利益が406.7%増の49.9億円、当期利益は825.4%増の39.4億円で一株利益が前期の32.22円から325.70円に跳ね上がりました。
この決算を受けて当時6000円あたりから昨年5月には8160円まで急騰しました。しかし、その後株価は低迷し、今週月曜日に4355円まで下落して、昨日は4500円台に位置しています。

22年3月期、23年3月期も増収増益

前22年3月期は売上高が27.2%増の986億円、営業利益は117.4%増の105億円、経常利益が114.2%増の107億円、純利益は90.3%増の75億円を想定。一株利益は619.68円程度になる見込みで、予想配当金が115円。今期23年3月期の四季報予想では売上高1150億円、営業利益115億円、経常利益118億円、純利益83億円、一株利益は685円予想となっています。

PER、PBR割安で尚且つ株価低迷

PERが7.3倍、PBRが0.71倍という割安株で尚且つ株価が低迷していましたので、決算発表を機に動き出さないかと思っています。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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