2万7000円台を固める動き【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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利食い売りは当然

昨日の東京株式市場は静かな取引に終始しました。前日、日経平均が600円近い上昇となったことで利食い売りは当然でしょう。NY市場がメモリアルデーの祝日であったため海外勢のフォリーも限られました。

欧州市場続伸し原油高も影響は限定

欧州市場は英FT指数(+0.19%)、独DAX指数(+0.78%)と4日続伸。欧州連合(EU)が首脳会議を開き、ロシア産原油の禁輸を協議し、追加制裁で合意し、発動後ただちに2/3の輸入が止まり、年内に90%以上になるということです。そのため先物原油が買われ1バレル118ドル台に上昇しましたが、影響は限定的でした。

値嵩ハイテクに買い戻し続く

ここにきて弱かった値嵩ハイテク株の買い戻しが続いており、ソニーが4日続伸、レーザーテックも3日続伸と堅調推移。プライム市場では値下がり銘柄数が圧倒しましたが、値嵩株が安定してきたことで、日経平均は2万7000円台を固める動きとなってきました。

2万7300円近辺キープしたい

当面は2万7300円近辺をキープしたいところです。この位置には26週移動平均線が走っています。現在、26週線は右肩下がりとなっており、3月下旬の反発時に上値を押さえられました。5週線(2万6852円)、13週線(2万6931円)は上向きに転じてきており、ここで26週線の下げ止まりから上向きに転じることが大事であり、時間を掛けながら地盤を固める必要があります。

東宝「マーベリック」大ヒットスタート

個別では東宝<9602>に注目します。先週金曜日から36年ぶりにトム・クルーズ主演のトップガン続編「マーベリック」が公開されました。北米では公開3日間で興行収入1億ドルを突破しており、日本でも3日間で74万人以上を動員し、興行収入11億円を突破する大ヒットスタートとなっています。

月足一目均衡表転換線突破し高値更新も

このニュースを見て、株価を点検したところ昨年11月高値の5590円から今年1月の4245円までの下げ幅の半値戻しを越えてきており、2月以降6回ほど上値を押さえられた200日線を突破。週足の一目均衡表の雲の中を推移しながら転換線と基準線のゴールデンクロスが接近しています。月足の一目均衡表では転換線を突破しだしてきており、高値更新可能な形になってきました。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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