日経レバの逆日歩【転ばぬ先のテクニカル】

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様子見の一週間と考えるのが普通

昨日の東京株式市場は8日ぶりに反落しました。連騰続きだったところに先週末のNY市場が反落したことから利食い優勢となりました。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や大型テック企業の決算発表が予定されており、様子見の一週間ではないかと考えるのが普通だと思われます。

景気後退懸念で米10年債利回り低下

先週末のNY市場はチグハグな動きとなりました。7月の製造業・サービス業総合のPMI速報値が予想外に悪化し、景気の拡大と縮小の節目である50を2年ぶりに下回ったことで景気後退懸念が浮上。そのため7月のFOMCでは0.75%利上げは既定路線ですが、9月は利上げ幅が縮小するとの見方が浮上し、米10年債利回りは2.757%に低下しました。

NYダウは5日線の攻防

日米金利差縮小により為替市場ではドル安が進み、ドル円は一時135円59銭まで一気にドル安が進みました。となると、ドル安と債券高は株高に繋がりそうなものですが、主要3指数は下落しました。現在、5日移動平均線が3万1742ドルに走っており、ここを割り込んだ場合は下方転換の可能性が高まります。今週はこの5日線に対しどういった動きとなるのかが注目ポイントとなりそうです。

2万7000円乗せで大量の空売り

ところで日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>に逆日歩がついています。先週20日から3日連続です。20日といえば日経平均が前日比718円高した日ですが、前日に一時2万7000円に乗せたことで大量の空売りが入ったようです。

過去逆日歩が付いたところを確認

過去に逆日歩が付いたところを確認すると、20年11月4日~12月21日の33営業日が長く、この時は前日終値の2万3295円から一旦消えた12月21日の2万6436円まで上昇しました。1日だけ逆日歩が消えましたが12月23日に再度発生。翌年の1月25日まで21営業日の間、日経平均は2万6436円から2万8822円まで上昇しました。その後、21年2月5日に再発生し2月15日の6営業日に日経平均は2万8341円から3万84円まで上昇した経緯があります。

まだ上げは序の口?

特に20年11月からと12月からの2回は日々の売買代金が低調でした。3回目の3万円乗せ段階で連日3兆円超という大商いでピークアウトしました。この流れを反芻するならばまだまだ上げは序の口と言えるかもしれません。逆日歩が継続するのかどうかを日々確認する必要がありそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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