週足三空形成【転ばぬ先のテクニカル】

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今週は底入れの可能性

昨日の東京株式市場は小幅4日続落の展開でした。先週末のNY株安を受けて、寄り付きは83円安と続落スタート。週足では3週連続で月曜日が下放れスタートとなったことで週足ローソク足は3つ目の窓が空きました。いわゆる「三空形成」というものであり、今週は底入れする可能性があるということになります。

NYも火曜日下放れスタートなら三空形成

5日のNY市場はレーバーデーで休場となります。NYダウは先週の木曜日に5日振りに反発し、週末金曜日は急落となりました。このことで8月16日高値からは三段下げに入っています。NYダウの週足は2週連続で月曜日が下放れて現在は二空形成です。火曜日の寄り付きが下放れてスタートすれば、日経平均同様に週足三空形成となりますので注目です。

米株格言に「9月に株を買え」

米国株式市場の格言に「Sell in May」というものがあります。「5月に株を売れ」ですが、この格言の続きには「9月に株を買え」となっています。レーバーデーが明けると例年、夏休みシーズンに区切りがつき、休んでいた投資家も戻ってくることで取引量が増加する傾向にあります。市場の雰囲気に変化がでるか注目しましょう。

9月FOMC利上げ幅0.75%が若干優勢

注目された8月の米雇用統計は非農業部門の雇用増が市場予想の30万人に対し31.5万人増。若干予想を上回りましたが、7月の52.8万人からは大きく減少しました。また、失業率が3.7%と市場予想の3.5%より伸びなかったのは良い傾向です。一方、平均時給は市場予想の5.3%増に対し5.2%と予想を下回りましたが、時給はまだ勢いが強い状況であり、賃金インフレ傾向は継続と読み取れます。9月のFOMCの利上げ幅の予想は拮抗していますが、0.75%が若干優勢というところです。

ECB定例理事会の結論は…

今週は木曜日にECB定例理事会が開催されます。ロシアのガスプロムが「ノードストリーム1」の稼働停止を継続すると発表しており、天然ガスの価格が高止まりしていることから大幅な利上げが予想されていますが、ECBは景気後退下のエネルギー価格高騰というスタグフレーションに陥りつつあり、金融政策のかじ取りは非常に難しいものがあり、どういった結論を下すのか注目です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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