内需株へ資金流入【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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レーザーテックが足引っ張る

昨日の東京株式市場はマチマチの展開でした。米半導体企業のマイクロン・テクノロジーズが減産を発表したことを受け、昨日の東京市場では前日まで相場を牽引してきたレーザーテックが急落。東京エレクトロンやアドバンテストにも波及しており、日経平均の足を引っ張りました。昨日もお伝えしましたように売買代金6000億円超。東証全体の売買代金の17%が1銘柄に集中し、しかも株価は25日線から約40%の乖離率。マイクロンの決算がなくても同様の展開になったのではないかと思います。

インバウンド関連見直す動き

今後はこれら半導体関連に向かっていた資金がどこに向かうのかが最大関心事。昨日は空運や陸運などインバウンド関連銘柄を見直す動きが見られました。16日に発表された10月の訪日外国人観光客は49万8600人と9月比2.4倍に増えました。

コロナ前の水準取り戻すのは難しい

10月11日に入国規制が緩和されたことや円安が進んだことが言われていますが、とは言え、コロナ前の2019年10月と比べると80%減と回復はまだまだ道半ばです。ゼロコロナ対策を維持している中国からの観光客が2万1500人と2019年10月比97%減が響いています。となれば、コロナ前の水準を取り戻すのは非常に難しいと考えねばなりません。

売買代金の減少も値上がり銘柄多い

さて、日経平均は97円安の2万7930円、一方、TOPIXは2.99ポイント高の1966.28で取引を終えました。出来高概算10億6905万株、売買代金は2兆8010億円でした。売買代金の減少が気になりますが、プライム市場の値上がり銘柄1279に対し値下がり489となっており、値上がり業種では建設や水産、医薬品、陸運、空運など内需業種がシッカリでした。

下髭十字足安値割り込まない限り押し目買い

半導体株が息切れしましたが、投資資金は外需から内需へと向かったことは良い傾向です。日経平均は5日線を割り込みましたが、一目均衡表・転換線上を維持しておりますので、一昨日の下髭十字足の安値(2万7743円)を割り込まない限り、押し目買いということでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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