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年末の利下げ期待遠のく
先週、米国で発表された景気指標は1月消費者物価指数(CPI)、同小売売上高、同生産者物価指数(PPI)と揃って市場予想を上回り、市場期待を裏切りました。中でもPPIが市場予想の5.4%を大幅に上回る6.0%で着地したことで、年末の利下げ期待は遠のくことになりましょう。
ドル高によるインフレ高進心配
PPIはCPIに3カ月先行すると言われています。そのため4月にCPIが加速する可能性が高まりました。米10年債利回りはレジスタンスラインをブレイクし3.8%台に乗せ、ドル円は134円半ばです。ドル高によるインフレ高進が心配されます。
上下どちらかに大きく動き出す
先週の日経平均は6週ぶりに反落しました。ヒストリカルボラティリティが10%割れとなっており、上下どちらかに大きく動き出すことを示しています。上の場合は2月SQ値で上昇加速、下の場合は200日線割れで下落加速と読みます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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