陰線包み足否定し上げ更に加速
いやはや、ここまで一気に来ると、もう呆れるほかありません。14日の東京株式市場は日経平均が3万3665円高値までありました。前日に6月7日の形成した陰線包み足を否定したことで上げが更に加速しました。
明らかに指数優位の上昇
日経平均採用銘柄の騰落は上昇197に対し下落26。プライム市場は上昇1195に対し下落579。スタンダードは上昇660、下落594。そしてグロースは上昇1133対し下落363でした。明らかに日経平均主体の指数優位の上昇であることが分かります。
大口プレーヤーの買戻しが入る
この原稿を書いている時間は14日の先物・オプション手口が発表されていません。しかし、恐らく大口プレーヤーの買戻しが入っていることでしょう。13日のオプションの手口を見ていると売ったはいいけど上げたので買い戻すといった具合で後手、後手の売買を連日行っており、損切を繰り返しているように見えます。ゴールドマン、アムロ、ソシエテ、JPモルガンなど厳しいポジション調整が繰り返されているようです。
裁定取引の買い積み上げられる
先物の手口でも大きな買い越しが目立たず、では一体誰が買い上げているのか?考えられるのは裁定取引の買いが積み上げられているということでしょう。現物を買う一方で先物でヘッジ売りをし鞘取りポジションを構築する。そのため、指数寄与度の大きいファーストリテイリングが上場来高値を更新ということかもしれません。
25日線上方乖離更に拡大
さて、日中の日経225ラージの出来高が10万枚を超えました。ひとつの転機のシグナル点灯です。日経平均現物の25日線乖離は7.4%。先週7日高値では7.2%乖離から利食いが優勢となり2日間で高値から3.9%急落しました。昨日は更に上方乖離を拡大しましたが、気にせず上げ続けていきました。正に糸が切れた凧状態です。
解消売り持ち込まれたら下に値幅が出やすい
しかし、伸びきっている状況なので、解消売りが持ち込まれたら下に値幅が出やすいと思われます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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