中銀ウィーク【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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小幅反落し夏枯れ相場入りの印象

先週の東京株式市場は小幅反落となりました。週初はリバウンドを試す展開でスタートしましたが、19日に25日線が視界に入った局面で戻り売りが出てきました。20日には売買代金が5月8日以来の3兆円割れとなっており、夏枯れ相場入りした印象です。週足ローソク足は7月第1週目に陰線包み足を形成。翌週は下髭陽線で切り返しましたが、先週は上髭の陰線形成と気迷いが伺えます。

一目均衡表は正念場迎える

一目均衡表に目を向けると、7月14日に転換線と基準線がデッドクロス。先週は一時、基準線を超えるリバウンドがありましたが、週末には転換線まで押し戻されました。21日の日足ローソク足は長い下髭の陽線を形成。下値は一目均衡表の雲上限がサポートされる形となりました。雲上限は月末31日まで上昇し3万2670円近辺まで上昇します。今週は雲に沿って上昇が出来ないと早晩、雲の中に突入します。遅行スパンは既に日々線や転換線を割り込んでおり、正念場を迎えています。

リオット波動は下降トレンド形成

6月19日高値からの日経平均の推移はエリオット波動ではリーディングダイアゴナルという波動形成の可能性が高く、
3万3772円(6月19日高値)~3万2306円(6月27日安値) 第1波
3万2306円~3万3762円(7月3日高値) 第2波
3万3762円~3万1791円(7月12日安値) 二段下げ 第3波
3万1791円~3万2896円(7月19日高値) 第4波
3万2896円~第3波安値の3万1791円割れによる第5波進行中
といった下降トレンドを形成しているものと思われます。

海外勢買い細り決算一巡するまで様子見

今週から3月期決算企業の第1四半期決算発表が本格化します。海外勢の日本株買いが細りかげんとなってきており、決算発表が一巡するまでは様子見姿勢となりそうです。

日銀政策結果を見極めるまで動けない

今週は25日~26日にFOMC、26日にECB理事会、27日~28日に日銀会合が開催される中銀イベント週。欧米の利上げは既定路線であり、注目は日銀が政策変更するのかどうか。展望レポートでは23年度の物価見通しを引き上げる公算が大きく、結果を見極めるまでは動けないという一週間になりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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