オプションSQ【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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NY市場株安、金利低下もドル買われる

8日の海外市場で悪材料が沢山出てきました。①イタリアが銀行の超過利潤に課税を発表(銀行株の売り)、②ムーディーズが米銀を格下げ、③中国不動産開発会社がドル建て債の利払い不履行などです。そのため、8日のNY市場では株安と金利低下が進みました。ところが不思議なことに、通常なら売られるはずのドルは買われました。これは謎の反応です。

SQ値落としどころ巡り攻防

昨日の東京株式市場は反落しました。本日がオプションSQということで、8月限オプションの最終売買日は、SQ値の落としどころを巡って攻防が続きました。大口投資家のゴールドマンは3万3000円以上か3万2000円以下を睨んでいるようで、昨日の水準では苦しいSQということになりそうです。ABNアムロの場合は3万2500円以下ならOKという手口になっており、下げれば下げるほど利益が伸びるといったポジション構成。各社のポジションを出来るだけ有利に運ぼうとの駆け引きが行われたようです。

決算跨ぎの勝負は出来ず

決算発表も本格化していますが、株価の反応が真逆になるケースが多々あり悩ましいところ。糞決算でも悪材料出尽くし的な動きがあるかと思えば、予想以上の好決算でも買われるケースと好材料出尽くしとなるケースがあり、右往左往させられる展開が見られます。
決算跨ぎの勝負は出来ません。

ここは慌てず騒がず静観が正解

今週末は3連休で、その間に米消費者物価指数の発表があります。本日はSQ値がどの辺りで着地し、その後の株価がSQ値より上なのか下なのかが焦点になります。来週はお盆週間となるために市場参加者も減ることでしょう。ここは慌てず騒がず静観が正解かと思います。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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