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先週末の米国株高受け買い先行
最初に本日は所要のため早めの原稿作成をしていることをお伝えします。現在、13時半過ぎですが、日経平均は10円高程度、TOPIXは1.8ポイント安です。本日の東京株式市場は、先週末の米国市場を受けて買い先行スタートとなりました。値嵩の半導体株が買い気配スタートとなったことで、日経平均は寄り付き直後に3万2913円高値がありました。
値嵩半導体戻り売りに押され下落に転じる
ただ、レーザーテックも東京エレクトロンもアドバンテストも9時10分までに本日高値を付け、その後、戻り売りに押されたことで日経平均も下落に転じました。この時間の業種別指数は値上がり16業種、値下がり17業種となっています。値上がり業種ではゴム、保険、非鉄、電力・ガスなどが、値下がり業種では海運、科学、建設などが目につきます。
中国関連不振で株価重い
決算発表を受けて資生堂がストップ安。先週の決算発表から下落傾向の大王製紙などもそうですが、福島原発の汚染水海洋放出により、中国での不買運動が要因で決算が悪いケースが目につきます。最近のインバウンド関連銘柄にしても、訪日客は急増しましたが、中国の富裕層の訪日が遅々として回復していないことが株価を重くしています。
好決算銘柄が拾いなおされる展開を予測
日経平均は11月SQ値を上回っていることから強気目線で見ていく局面。明日で決算発表も一巡し、大きなイベントが通過しますので、発表直後の極端な値動きが落ち着いていくことでしょう。好業績決算でも好材料出尽くし的に売られた銘柄が拾いなおされる展開を予測します。今期の受注額が従来予想から1兆円増加する見込みを発表した三菱重工<7011>に注目します。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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