スピード違反もオーバーシュートは相場の常
本日の東京株式市場は、半導体関連銘柄が牽引し、日経平均が4万円に乗せました。明らかにスピード違反ですが、史上最高値を更新した相場とは、こういうものなのでしょう。青天井相場はどこまで上がるか分からないところがあり、オーバーシュートするのが相場の常です。
短期急騰劇は昨年春先にも
さて、このような短期急騰劇は昨年の春先にもありました。この時は3月16日の2万6632円安値から6月19日の3万3772円高値まで、約3カ月で約7160円幅、率にすると26.8%上昇しました。その後、7月から10月まで4本の月足陰線を連ね、10月4日の3万487円で底打ちました。
今回は値幅も上昇率も昨年春先を上回る
今回、この安値から今朝の高値(4万314円)まで、9827円幅、率にすると32.2%もの上昇となりました。昨年春先の急騰時よりも値幅も上昇率も上回るオーバーシュート気味な展開となっている訳です。
月足のパターンから3月相場は強気出来ない
この10月以降の月足は●〇●〇〇のパターンですが、これは1963年、1975年、1998年、2019年に続く5回目のこととなります。過去4回の3月相場は2勝2敗であり、あまり強気は出来ないということになります。
今週も注目スケジュール満載
さて、今週も注目スケジュールが満載です。5日(火)は米国大統領予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」です。余ほどのことがない限り、共和党はトランプ氏で決まるものと思われますが、本日、首都ワシントンの予備選でヘイリー氏が初勝利したとのことですので注目せねばなりません。また、6日(水)、7日(木)とパウエルFRB議長が上下両院の銀行委員会で証言が予定されています。更に7日にはバイデン大統領の一般教書演説があり、週末8日(金)はメジャーSQと米2月雇用統計の発表があります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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